2025.06.03
🎧物件確認の「自動音声応答」って便利? ―― 実は、オーナー様の空室対策にも関係しています
近年、物件確認の対応に「自動音声応答システム」を導入する管理会社が増えてきました。
営業会社の担当者が空室状況を電話で確認する際、自動で音声案内される仕組みです。
一見すると、オーナー様には直接関係のない話のように思われるかもしれません。
ですが実は、この対応ひとつで“空室が決まるかどうか”が変わることもあるのです。
なぜなら、営業担当者にとって「確認しやすい物件」ほど、紹介の優先順位が上がるからです。
🔍 自動音声の“便利な点”
自動音声システムには、たしかに便利な面があります。
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24時間いつでも確認可能
営業担当者が朝でも夜でも空室確認できるので、タイミングを逃しません。 -
電話が繋がらないストレスがない
「担当が不在」「電話が混み合っている」などの待機時間を減らせます。 -
聞き間違いがない
あらかじめ登録された内容を正確に読み上げるため、情報のミスも減ります。
これらは、営業担当者にとってスムーズに動ける環境づくりに役立つ仕組みです。
⚠ でも…こんな“落とし穴”も
一方で、自動音声だけではカバーしきれない部分も多くあります。
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細かな条件が伝えられない
たとえば「ペットは何kgまでOK?」「短期解約違約金はある?」など、営業現場ではよく聞かれる内容が自動応答では答えられません。 -
補足や背景が伝わらない
「検討者が1組入っています」「近日中に内見予定があります」など、“一言”で営業マンの動きが変わるような情報が届きません。 -
『担当者へ繋ぐ』を選んでも繋がらないことがある
人手不足や回線の混雑により、聞きたいことが結局確認できず、紹介をあきらめるケースもあるのです。
🏠 管理会社の対応が空室対策に直結する理由
営業担当者が「確認しやすい」「相談しやすい」と感じる管理会社の物件は、優先的に紹介される傾向にあります。
逆に、「確認しにくい」「細かいことがわからない」と感じられてしまうと、同じ条件でも紹介の優先順位が下がるのが現実です。
つまり――
管理会社の物件確認対応の質が、そのままオーナー様の空室対策に影響してくるのです。
オーナー様ご自身が確認する機会は少なくとも、どのような対応をしているかを知ることは、空室を埋めるうえでとても重要な視点だと私たちは考えています。
💬 グリュックのスタンス
私たちグリュックでは、現時点で物件確認における自動音声システムは導入しておりません。
もちろん、弊社でも一部業務においては自動化を取り入れています。
たとえば、物件の案内予約やWeb上での簡易な情報提供など、スピードと利便性が求められる部分については、デジタルの力も活用しています。
ただ、「物件確認」については考え方が異なります。
この確認の場面は、営業会社の担当者と私たち管理会社が最初に接点を持つ大切な入口です。
その際に、営業マンが知りたい情報に的確に答えたり、補足説明をしたりすることで、“紹介したくなる物件”として選ばれることがあると私たちは実感しています。
だからこそ、現時点では人の声で、丁寧に、柔軟に対応することを大切にしています。
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これからも誠実に、一人ひとりと向き合ってまいります。