【続・AD(広告料)のリアル】効く物件・効かない物件、何が違う?
こんにちは、グリュックの山田です。
昨日のブログでは「AD(広告料)ってなに?」というところから、営業現場のリアルな声とともにお話しました。
今日はその続編として、「ADをつければ本当に決まるのか?」
さらに掘り下げて、実際にADが効く物件・効かない物件の違いについて、管理会社としての立場からお話しします。
まず前提:ADは“万能薬”ではありません
最初に大事なことをお伝えします。
ADはたしかに「紹介されやすくなる」効果はあります。
でも、それだけで入居が決まるわけではありません。
現場の営業マンからもこんな声がよく聞かれます。
「ADついてても、この物件は紹介できないな…」
その理由は、入居希望者のニーズと合っていないからです。
たとえば:
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家賃が相場より明らかに高い
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写真が少なく、図面も分かりづらい
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管理状態が悪く、第一印象がマイナス
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内装が古く、リフォームも中途半端
このような物件では、ADがあっても“紹介しづらい”のが現実です。
️ 立地・間取りによる“決まりやすさ”の傾向
管理会社として、日々いろんな物件を見ていると、
ADをかけるべきかどうかの判断にはある程度の傾向が見えてきます。
✅ ADなしでも決まりやすい物件の代表例
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山手線沿線・内側の物件(間取り問わず)
→ 立地の強さと動きの多さで、紹介が入りやすい -
山手線外でもファミリータイプ(2LDK以上)
→ 地域密着・学区重視の方に安定したニーズがある
これらの物件は、ADがなくても紹介・内見が入るため、無理に広告費をかける必要はないケースも多いです。
⚠️ 空室が長期化しやすい傾向の物件
一方、注意が必要なのは以下のような条件が重なる物件です。
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山手線外側 × ワンルーム・1K
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駅徒歩10分以上
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築年数が古い
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家賃が強気設定
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写真や情報が不足している
こうした物件は、競合に埋もれやすく、営業マンが“紹介理由”を感じづらいため、
ADの有無で紹介数に大きな差が出ることもあります。
ADは“仕組みのひとつ”であり、“ごまかし”ではない
ADはあくまで「紹介されやすくする後押し」であって、
物件そのものの価値を引き上げるものではありません。
そのため、ADを検討する前に
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家賃設定は適正か?
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写真や募集資料は整っているか?
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管理状態はどうか?
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競合物件と比較して強みがあるか?
をしっかりチェックすることが大切です。
管理会社としてのご提案
私たちは、オーナー様にとって本当に意味のあるご提案をしたいと考えています。
「ADは必要かどうか?」ではなく、
「この物件を最短で・最良の条件で埋めるには何がベストか?」
この視点で、空室状況や相場、周辺競合の動きまで考慮したご提案をいたします。
ADをつける前にやるべきことがあれば、正直にお伝えします。
逆に「ここでAD1ヶ月をかければ動きますよ」という判断があれば、根拠を添えてお伝えします。
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これからも誠実に、一人ひとりと向き合ってまいります。