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遺言書と遺書の違い

遺言書シリーズ 第2弾!

 

前回に引き続き、今回も遺言書について書いていきたいと思います♪

またまた真面目な感じですが、どうぞお付き合いくださいませ。

 

さてさて

先日とあるクセの強い情報番組を見ていたところ、

視聴者相談ということで、

 

お付き合いしている男性の息子さんから見せられた【遺書】に私への相続分配のことが書かれていなかった。

彼の愛が信じられない。このまま彼とお付き合いを続けていていいものでしょうか。

というものでした。

 

この相談内容に関して、

ご意見番の方々は、それぞれのご意見をだしていらっしゃったのですが、

私の違和感は拭えず。。。。

 

お判りでしょうか。

 

この相談者が見せられたのは、【遺書】ではなくおそらく【遺言書】です。

そして息子さんが見せてくれた=持っている(保管)というのも本来ありえないことなんです。

 

今回はこの【遺書】と【遺言書】の違いです。

 

 

一見して同じように見えるこの二つ。

しかし、まったくその中は違うものなんです。

 

例えば、ミステリードラマや小説がお好きな方はこんなシチュエーション、よくありませんか?

殺されたり、自殺したと見せ掛けてのトリックの際に残されているもの。

そして、探偵や警察を時に惑わすもの。

 

故人の最後の言葉を遺したもの。

それが【遺言】です。

 

基本的には死が直前に迫っている人が、家族や世間や故人に関わる人に対して遺すもの。

その内容は感謝だったり、時には恨み言だったり。。。

悲しいことですが、いじめを苦に自殺した子のカミングアウトだったり。。。。

 

自身の財産分与のことなどは一切書かれることはありません。

 

逆に、【遺言書】とはまだ元気なうちに、自分の財産などを分け与えるような内容を

書き記しておくものです。

 

【遺書】と違って、死が迫っているから作成する。というものではなく、

むしろ、しっかりと【考える気力】がある時にこそ作成するものなんです。

 

遺言書を作成してよ。

と子供に言われて腹が立った。という経験を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

 

【遺書】とごちゃまぜになっていませんか?

 

 

情報番組でも間違って放送してしまうんです。

個人だとなおさらだと思います。

 

 

正しく違いを理解し、準備をしていきましょう♪

 

 

それでは今回はこの辺で。

 

この情報番組がわかった方、あなたもなかなかマニアックです 笑

終活について興味が沸いてこられた方、ぜひグリュックへ!

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