2019.10.05
家族信託①~家族信託とは?~
こんにちは、グリュックです。
10月に入ったのに、
30度越えが続きますね・・・・
皆様、体調にはくれぐれもお気を付けくださいませ。
さて、今日は終活…にも関係のあるお話の1つで、
【家族信託】について少しだけ書こうと思います。
【家族信託】って聞いたことありますか?
どんなイメージでしょうか。。
字面通り、きっと【家族】に関することなんだなぁ。ということは
想像がつくかと思います。
ざっくりと正解です!
では【信託】って何でしょうか。
信託銀行とかって聞き覚えも見覚えもありませんか?
【信託】というのはご自身が蓄えた大切な財産を信頼できる人に託し、自分が決めた方針や目的に沿って
自分の代わりに管理、運用してもらう。
ということなんですね。
つまり、あなたではない【第三者】があなたの財産を管理・運用するんです。
では。
あなたご自身の立場で考えてみてください。
例えば、何らかの理由で財産管理ができなくなったら。。。
誰にご自身の大切に築いた財産をお任せしたいですか?
まったく信頼のない銀行ですか?
人の心理としては少しでも信頼関係のある人に
ご自身の大切なものを任せたいと思う気持ちが働くと思います。
その気持ちをしっかり活用できるのが、
【家族信託】という制度なんです。
【家族信託】=血縁関係者
では決してありません。
多くの方が、お子様やご兄弟を選択されることが多いですが、
ご自身が信頼して任せてもいいと思える方であれば、
その方に事前に取り決めた目的に沿っての管理・運用をお願いすることができるのです。
そもそも、【家族信託】って大そうな名前のやつなんて使うことがあるんかい?
と思われる方が多いかと思います。
今の日本はあと10年いや、5年後には4人に一人は認知症になるかもしれない時代がくると言われています。
恐ろしいことに、認知症の診断が下りてしまった瞬間、
・銀行口座 凍結⇒お金が引き出せない
・不動産の貸し出し・売却 不可
など、判断能力がないとみなされ、家族であっても本人であっても上記のような行動は
一切できなくなってしまうのです。
この場合、どんなことが起きるのか考えてみましょう。
A子さん(50歳・子供2人(大学生・高校生) B男さん(80歳・A子さんの父)の場合
B男さんが認知症と診断され、
B男さんの介護を余儀なくされましたが、
銀行口座が凍結され、お金を引き出すことができず、
結局、A子さんの家計から捻出をすることに。。。
A子さんは子供達もまだ独り立ちしていなく、
親の介護の面倒も見なくてはならなくなり、
資金繰りの限界に。。。。
いやいや、こんなこと起きるわけないわ。
ドラマのような話でしょ。
と思いますか?
実は、このような現象が一番起きているのです。
大事な家族に迷惑を掛けないためにも、
常日頃から、家族やいずれ運用を任せたい方との信頼関係を図っておくのは
とても大切です。
さて。長くなってしまったので、
次回の後見人との違いをお伝えする際に、また家族信託のメリットも併せてお伝えいたします!
家族や大切な人と話をしたくなった方は
すぐに行動を起こしてみてください♪
家族信託に心ときめくものがあった方はグリュックまでぜひご相談ください!
それでは今回はこの辺で。