2025.05.29
【注意】空き家を放置するとこんなリスクが…税金・近隣トラブル・特定空家の可能性も
「実家が空き家のままになっているけど、特に困っていないし…」
そんなご相談をいただくことがあります。確かに、すぐに問題が起きるとは限りません。ですが空き家の放置は、じわじわとリスクが増していくのが特徴です。
今回は、空き家を放置することで実際に起こりうるリスクについて、わかりやすくお伝えします。
固定資産税が6倍に?「特定空家」指定のリスク
通常、住宅が建っている土地には「住宅用地の特例措置」が適用され、固定資産税が軽減されます。
しかし空き家が長期間放置され、老朽化や衛生問題が深刻になると、行政から「特定空家」に指定されることがあります。
この指定を受けると、固定資産税の軽減措置が外れ、税額が最大6倍以上になるケースも。
何もしていないのに、突然税金だけが増えるというのは避けたいところです。
近隣トラブルや防犯リスクも
空き家の放置は、思わぬトラブルの原因にもなります。
例えば──
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雑草や木の枝が隣地にはみ出す
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ゴミの不法投棄や放火の危険
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窓ガラスの破損や空き巣被害
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猫や害虫の住処になる
ご近所から「早く何とかして」と言われて初めて気づく、というケースも少なくありません。
修繕費が膨らむ前に対策を
「まだ使うかもしれない」「思い出があって手放せない」
そうして年単位で放置された空き家は、建物の劣化が進み、いざ活用や売却を考えたときに多額の修繕費が必要になることもあります。
「そのまま使える家」として売却や賃貸に出せる状態を保つためには、早めの判断が重要です。
【実例】町内会からの連絡で動き出したケース
先日ご相談いただいた方は、ご実家を数年間そのままにしていたそうです。
ところが、外壁のヒビ割れや庭の雑草が原因で町内会から注意が入り、ようやく動き出すことに。
現地確認後、当社で管理と売却の方向をご提案。
現在は無事に買主が見つかり、「もっと早く相談すればよかった」と安心された様子でした。
まとめ:今すぐ困っていなくても、「何もしない」のが一番のリスクです
空き家は、今すぐお金を生むものではないかもしれません。
ですが、何もしないうちに税金・近隣・防犯・資産価値の面でじわじわと損をすることが多いのが現実です。
当社では「売る・貸す・管理する」それぞれの選択肢を、オーナー様の状況に合わせてご提案しています。
ご相談は無料です。まずはお気軽にご連絡ください。